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折り紙を極めるための道具選び:初心者から上級者まで

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orimemo編集部
折り紙を極めるための道具選び:初心者から上級者まで

折り紙は「紙と手さえあればできる」のが最大の魅力です。 しかし、複雑な作品に挑戦したり、より美しく仕上げたいと思ったとき、道具の存在が大きな助けになります。

今回は、折り紙愛好家が愛用する便利な道具たちを紹介します。

1. ヘラ(ボーンフォルダー)

折り目をピシッとつけるための必須アイテムです。 指で強くこすると摩擦で紙が傷んだり、指が痛くなったりしますが、ヘラを使えば均一な力で鋭い折り目をつけることができます。

  • 牛骨製: 滑りが良く、紙を傷つけにくい。プロ愛用。
  • プラスチック製: 安価で手に入りやすい。
  • 竹製: 適度な硬さと弾力がある。

2. ピンセット

細かい部分を折ったり、隙間に紙を差し込んだりするときに使います。 特に「コンプレックス系」と呼ばれる複雑な作品では、指が入らないような細かい作業が続くため、ピンセットがないと完成できないこともあります。

  • 先曲がりタイプ: 視界を遮らず、細かい作業がしやすい。
  • 精密ピンセット: 先端が非常に細く、小さな折り目も掴める。

3. カッティングマットと定規

正確な正方形を切り出したり、複合折り紙のパーツを作ったりするときに使います。 市販の折り紙用紙だけでなく、包装紙や大きな紙から自分の好きなサイズを切り出す際にも重宝します。

  • カッティングマット: 机を傷つけず、刃の滑りを良くする。
  • 金属定規: カッターの刃が当たっても削れないステンレス製がおすすめ。

4. クリップ・洗濯バサミ

接着剤が乾くまでの固定や、複雑な折り工程の途中で紙が開いてこないように仮止めするのに使います。 跡がつかないように、挟む部分が平らになっているものや、間に紙を挟んで使うなどの工夫が必要です。

5. 接着剤(糊・ボンド)

本来の折り紙は「切らず、貼らず」が基本ですが、作品の強度を高めたり、展示用に形を固定したりする際には接着剤を使います。

  • 木工用ボンド: 乾燥すると透明になり、強力。水で薄めて筆で塗る使い方も一般的。
  • スティック糊: 紙が波打ちにくく、手軽に使える。

まとめ

道具を揃えることは、単に作業を楽にするだけでなく、作品へのこだわりを深めることにも繋がります。 まずは100円ショップで手に入るものから試してみて、徐々に自分に合った道具を探してみてはいかがでしょうか? 弘法筆を選ばずと言いますが、良い道具は間違いなく上達を助けてくれます。

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orimemo編集部

折り紙の楽しさを世界に広めるために活動中。最新のトレンドやテクニックを発信しています。